どうも!こむぎです!
タチウオ用のロッドと電動リールしかもってないけど 鯛ラバできるんですかね?
先日それを試すためにタイラバ に行ってきたんですけど、ロッドも電動リールも両方忘れてしまい、結局レンタルタックルで手巻きで人生初のタイラバ をやることに。そして釣果はゼロ。
次こそは!
ということで、先日京丹後。伊根の舟宿「まるいち丸」さんのお世話になり電動タイラバ をやってきました。レポートします!
今回使用するタックル
ロッド:シマノ サーベルマスターbb 73MH185
タチウオテンヤ専用のロッドです。7:3の先調子で硬さはMH。タチウオロッドの中ではどっちかというと乗せ調子。とはいえタイラバ 専用ロッドと比べるとかなり硬い竿です。
穂先だけグラスになっていてここだけは柔らかく、繊細なあたりもとれます。
リール:ダイワ レオブリッツ200JL
大阪湾のタチウオテンヤでは定番の小型電動リール。こいつでタチウオを釣りまくってます。
ライン:銘柄不明
とりあえず太さは0.8号(8本編み) リーダーは14ポンド
出船:みんな甘鯛が釣りたいらしい
出船は5:00(早!)
今回はお客さんは自分入れて4人と少人数。船長が準備している間に手持ち無沙汰でなんとなくお互い自己紹介をしました。みなさんわりと京丹後のオフショアには慣れている様子で、僕が一番初心者っぽい感じでした。
全員ゴツメの手巻きリール&タイラバ 専用ロッドって感じで、これが京丹後のディープタイライバの定番装備なんだなと思いました。あと僕以外みんなジギングタックルも持ってきていました。6月末にもかかわらず青物が好調なようです。
自分はタチウオタックル1セットのみ。ええんすわ。今日はこれ一本で勝負です。
しばらく雑談していましたが話題は「甘鯛」に集中。
「いやー。去年釣ったんですけど美味しくて衝撃を受けまして。今日も釣ったろうとおもってるんですわ。」
「あれ買うと相当高いですよね。釣って食べた方が絶対得ですよねー」
などなど。
そ…そんなに美味いの?
正直僕は真鯛を釣るつもりだったので、皆さんがそんなに甘鯛を欲しているなんて知りませんでした。でもそんなに言われると釣りたくなるなー。
釣り開始
5:00ちょうどに出船。
ポイントに移動&到着。場所はこのあたり。
こっちにいくのかー。初めて行く海域です。もっと白石方面に行くんだと勝手に思っていました。
はい。甘鯛のポイントです。水深90M~
?!お。いきなり甘鯛ですか?!
どうやら今日はマルイチ丸的にも完全に甘鯛にロックオンする釣りみたいです。船長に質問します。
ヘッドは何グラムからやればいいですか?
200g
と即答。
前の船の船長はやたら軽いヘッドを使わせようとしてきましたが、ディープの定番はやはり200gなんだろうなと思いました。前回、着底が全く分からなくて終始困っていましたが、200gなのもあり着底もしっかりわかります。
ええ感じです。
電動タイラバ のやり方
YouTubeで以下のやり方を勉強していってました。すごい効率的なのでメモしておきます。
とりあえず落とす
普通の手巻きのタイラバ 同様にとりあえずクラッチを切って(OFFにして)仕掛けを落としていきます。
着底の前にJogレバーを入れる
ダイワの電動リールの場合中央のジョグレバーで巻き上げの速度を設定できます。タイラバ なら基本の速さは12。(ダイワならですが)
ディープタイラバ の場合水深が100m前後なので、待ち時間がありますが、
着底の前にJogレバーのスイッチを入れてモーターを回しっぱなしにしておきます。(クラッチを切っている間は、実際に仕掛けが巻き上げられることはありません。)
着底した瞬間にクラッチをON→巻き上げ
タイラバ は着底した瞬間に、タッチアンドゴーで定速巻きすることが基本らしいです。電動リールの場合、上記の準備をしておけば、着底した瞬間にクラッチをONにすればただちに定速巻きが開始されます。そして電動ですので、誰でも定速で巻くことができます。
ある程度巻いたら再度落とす(繰り返し)
タイラバ は基本ボトムを狙う釣りなので、あまり上まで巻いても意味がありません。水深表示をみて10mくらい巻いたら、クラッチを切ります。
するとモーターがONのまま、またしかけがスルスルと落ちていきます。
基本これを繰り返して、何度も底を叩いて探っていく感じになります。
実際Youtubeで見た通りやってみましたが、ほんとに簡単でそして楽でした。ただ開始1時間は、周囲の人も含めて誰も釣れません。
船長が自分のタックルをもって、横で釣りをはじめました。
電動ですか。えらい硬そうな竿使ってますね。
え。はい。これしか持ってないんです!
タイラバ は絶対柔らかい竿がいいですよ。
これを皮切りに、船長のタイラバ 談義がはじまりました。船長は語ります。
電動タイラバ のデメリット
フォールが遅い
スプールが手巻きリールに比べると機構が入っている分重い。そのためフォールが遅かったり、着底時の感度が下がってしまう。
着底時のタッチアンドゴーが遅い
着底した瞬間に巻き上げるのが重要だが、電動だとワンテンポ遅れてしまう。
船長曰く、特に甘鯛ねらいの底をガンガンこまめに叩いていく釣りの場合は
電動のメリットは正直無い。という話をしてくました。
あかんやんけ
いやーでも僕今日これしか無いんだけどな。
と思っていると、それを察してか電動タイラバ のメリットも語り始めました。
電動タイラバ のメリット
楽なので重いタイラバ を使える
手巻きで200g以上のヘッドを使ってると正直めちゃくちゃ疲れます。ただ電動タイラバ それはありません。何グラムでも同じです。特にディープタイラバ の場合潮が速いと、軽いヘッドだと全く底がとれなくなりますが、その場合250g、300gを取り付けてガンガンに底をとっていけるメリットがある。とのこと。
回収が楽
タイラバ 用の手巻きリールは小さいし、巻き上げ量も少ないので100m以上仕掛けを巻いて回収するのはすごく大変です。電動なら超楽。疲れずに釣りができます。
定速で巻ける
そして何と言ってもこれ。タイラバ の基本である定速巻き。前回手巻きでやってていかに難しいか実感していました。これを何も考えなくても出来てしまいます。
ええやんけ
前回着底がわからなくて、自分がどの辺を狙ってるのか全くわかりませんでしたし、重くて疲れて途中で嫌になりました。電動タイラバ は楽。そして定速で巻ける。このメリットだけでも電動を使う価値はあるな。と改めて思いました。
電動に向いてるロッド&ライン
話は、ロッドとラインにも及びました。
ラインはちょっと太め(1.0号)が良い
今回僕は0.8号を巻いていましたが、正直大型のマダイがかかるとちょっと怖いレベルとのこと。電動だと魚と引っ張り合いになった場合、手巻きほど繊細なコントロールができないので糸を切られるリスクが高まる。本来なら1号がいいかなという話でした。
ロッドが折れやすいのでメタルトップの柔らかい竿が良い
ロッドはやはり胴調子のしっかり曲がるものがいい。とのこと。また電動だとティップを折りやすいのでメタルトップのロッドが理想。あとは魚のツッコミなども吸収しやすい点、あたりを弾きにくい点から、電動だからこそ柔らかいロッドがよい。とのことです。
なるほどねー。納得ですわ船長。
でも僕はこの竿を兼用としてどうしても使いたいんです。今回釣れなかったら考えますけどいったんこれで頑張らせてください。
甘鯛ゲット → そしてプチラッシュ
甘鯛
つれんなーと思ってると、一瞬くくくっと何か感触があった気がしました。
ん?
と思ってると、船長から移動のため仕掛けを回収せよと指示が入りました。しかけを回収してみると。あら?なんか釣れてる?
甘鯛ゲット!
なんか甘鯛釣れました。あたりってこんなもんなのか?繊細!
サイズは30cmちょいというところで、小さいですけど初めて甘鯛が釣れました。
ていうかタイラバ ではじめて魚釣れました。よかったー!
他のお客さんも寄ってきてなんかすごいみんな喜んでます。
「さいこーのお土産じゃ無いすか!」「やりましたね!」
そ…そんなにですか?よくわからんけど自分も嬉しくなりました。
そして、これを皮切りに急にあたりが増えます。
硬すぎるかなーと心配してたロッドでしたが、順調に魚をかけていきます。
アオハタ
キジハタとかマハタの同種。おいしそーだ。サイズも50cm近いのも釣れて引きも強く楽しめました。
ウッカリカサゴ
底付近でががが!と強い当たりの場合コイツでした。僕以外誰も釣ってなかったので
重いヘッドでしっかり底を取れてるからこその釣果なのかなーと思いました。
チダイ& 連子鯛
マダイの外道扱いのタイ族。でもはじめてのタイで嬉しかったよ。
すごい色々釣れるなー!楽しいじゃん!電動タイラバ !
さっき船長に硬いロッドはあかんときいてたのにどんどん釣れるので一安心しました。確かに2~3回明らかに当たったのに乗らなかったのはありましたが、それぐらいなら全然問題ないっすわー
熟成タイラバ アクア最強説
開始から5時間経ちましたが、蓋をあけてみると自分一人が圧倒的に釣ってる状態です。釣果はすでに10匹を超えています。(ただ甘鯛は最初の1匹のみ)
他の人と何がちがうんかなーと思ってたのですが、船長曰く違いはこれでした。
エコギア 熟成タイラバ アクア(色は何でもOK)
これはほぼエサです。
とのこと。確かに匂いもするし、僕だけ妙に数が釣れてしまっています。
なんでこれを持っていたかというと、船長のブログを読んでて数日前にこれが最強という情報を仕入れてたのでした。釣れることは自ら証明できたので、今後タイラバ にいく際はこれはマストアイテムと考えようと思いました。
見た目的にもネクタイの代わりにも見えますし、実は針とこれだけでも十分なんじゃとも思いました。
結論。タチウオテンヤのタックルでタイラバ は出来ると断言!
13:00で釣りは終了。帰港しました。釣果は結局11匹で終了。
甘鯛は1匹しか釣れず。マダイはゼロ。そこはガッカリですが、京丹後の海の幸を堪能できそうな美味しそうな魚がたくさん釣れました。前回BOSEでしたので上出来や!
満足です。
いやー。楽しかった。
タチウオテンヤのタックルでタイラバ はできるかですが。結論としては
十分できる
でオッケーなのではないでしょうか。よかったー。わざわざタックル買わなくて。しばらくタイラバ はこれでいこう。専用タックルを揃えるのがいいのは分かってますが、もっとハマったらでいいんちゃうかなー
ということで、大阪湾のタチウオテンヤ愛好家の皆さん!
ディープタイラバ ならお手持ちのタックルで楽しめまっせ!
ということを声を大にして今日は終わろうと思います。
食べるのも楽しみやなー!釣った魚たちの味や、料理は後日紹介したいと思います。
ではでは!
【使用したタックル】
ロッド:サーベルマスターBB 73MH 185
リール:レオブリッツ200J 左巻き