どうも!こむぎです!
趣味でラーメンを自作していますが、釣りも好きや!
コロナ禍の中、仕事をしながら、秋の釣りシーズンを死ぬほど楽しみにしていた2020年。ショアからの太刀魚絶不調や、青物もろくに釣れない状態に消化不良でモヤモヤしていた僕。
釣りをはじめたときから目標にしているブリを釣ることも、3シーズン目の今2020年もダメで、あーまた来年の秋までお預けかーと思っていたのですがよく考えたら、船にのったらまだ釣れんじゃん!と急に気がつきました。
船に乗れば…
オフショアならまだブリは釣れる。
ブリと同じぐらい釣りたいサワラも釣れるかも!思い立ったら行動だ!ということで寒ブリシーズンもすっかり旬が終わった2021年春が見えて来た某日、人生初のオフショアジギングにチャレンジして来ました。そのレポートです~
京丹後 井根町へ
選んだ船宿は京丹後のまるいち丸(ZERO ONE)さん。
会社の数少ない釣り仲間から「ここの船長はストイックで必ず釣らせてくれる」と聞いたからです。高いお金払うんです。必ず釣らせてくれるなんて頼もしいではないですか。集合は朝6時すぎ。出船は7時予定でしたが、全員早く集まったので6:45には出船となりました。
道具は全く持ってないので、レンタルタックルです。なんとジグまでついてます。
13000円+レンタル代3000円。
安くない遊びですが、ほんとにブリが釣れるなら安いもんです。釣れるなら…
これが噂の「丹後ジャーク」??
オフショアジギングは初めてなので、一応Youtubeで事前に釣り方を勉強してからいきました。みてた動画は以下のようなもの。
…ギャグ?
それともそういうパフォーマンスなのか?丹後ジャークて。。。
ほんとにこんなことしないとアカンのでしょうか…
釣り開始
ポイントについたようです。
はーい。いいですよー。という短いアナウンスの中黙々とみなさん、海にジグを投入していきます。僕も遅れじととりあえず投入します。船は片舷に7人ならんで釣るスタイルで、船を潮に乗せてゆっくり流し、斜めに引いていくいわゆるドテラ流しという手法の船のようでした。
左の人が動き出しました。
ピュンピュンピュンピュンピュン!!
ぎゃーーーん!しゃかしゃしゃかしゃか!
ピュンピュンピュンピュンピュン!!
うお!
ほんまにやってるやーーーん!!
左の男性は丹後ジャークの申し子のような人で、取り憑かれたように、高速巻きや、高速しゃくりを繰り返します。
ま。。。。負けてらんねーーー!!
うおおおおおお!!!1
ピュンピュンピュンピュンピュン!!
ぎゃーーーん!しゃかしゃしゃかしゃか!
ピュンピュンピュンピュンピュン!!
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死ぬ。
開始一投目で僕は
死ぬと思いました。
これがオフショアジグング。これが丹後ジャークなんですね。
とんでもねー釣りだ。これわ。8時間もやれるわけがない。
3投目くらいで。移動となりました。ジグを回収する左手がすでにひと流し目で震えています。
や。。。休める。
5分ほど移動し、はい。いいですよーでまた投入です。またやるんですね。そりゃそうですよね。そして丹後ジャーク。
これを繰り返すのか。。。大丈夫なのか。。。俺。。。不安だ。。。
2時間後
釣りを開始して2時間ほど経ちました。時刻は9時前です。やってるうちにちょっとだけ楽なしゃくり方、巻き方がわかって来てなんとか死なずに頑張ってます。
そして、なんということでしょう。みんなこんなに頑張ってるのに誰1人釣れません。しんどさと釣果が直結しないので、疲れが倍増します。
船長とポーターの方が後ろでしゃべり出します。
「うーん。喰わないね。。。今日は難しい」
首をひねっています。
む。。。難しいんですか。。。?むずかしいってどういうことですか?僕は釣れないんですか。。。?
そのときです。目の前に突如宇宙が見えました。
何かが聞こえた気がしました。ニュータイプ同士が共鳴しあった時のようなかんじです。
ぐぐぐ!え??
おー!!
ほんとに来たぞ!!
左の丹後ジャークの申し子も お!?食ったの?食ったの??
と自分じゃないのになんか嬉しそうです。そりゃそうです。なんせ誰も釣れてませんから。
うおおお。。。
重い。。。
丹後ジャークですでに疲れているので全然巻けません。
船長がタモを持って飛んできました。小声でボソボソとアドバイスして来ます。
竿を上げ下げせんで。そのままとにかく巻いて。ゴリ巻き。
テンション抜いたらバレるで。
声ちっせー!!
巻くんすね!!わかりました。知りませんよ。うおおおおおお。
なんとか寄せて、船長のタモ入れが決まりました。
ババーン!!
釣れたぜー!!
70cmのヒラマサでした。
あざーーーす!
今まで釣った青物では最高サイズです。
僕が先ほど宇宙を見た瞬間同時に3人釣れました。同じサイズのヒラマサと何故かヒラメ。
しかしさっきの感覚はなんだったんでしょう?確かに宇宙が見えた気がしました。不思議なことがあるものです。とりあえず一匹釣り上げてホッとしたのと釣れた嬉しさから興奮状態となり体に力が戻って来ました。船長とポーターの方が手際よく血抜き処理をしてくれます。
こういうのありがたいなー
よっしゃー!!
二匹目いくぜー!!
それから5時間後
なんということでしょう。そのあと、本命の白石にも移動しましたがマジで。だーーーーれも何も釣れません。時刻はすでに15:00
僕はもうすでに燃え尽きて14:00ごろから全く釣りをしていませんでした。
心が折れたー!!
となりの丹後ジャークの申し子も15:15ついに倒れました。いや。。。でもよくここまで持ったなと思いました。尊敬しますわ。
そのとなりも、そのとなりも釣りを諦めおにぎり食べたり、たばこを吸ったり、お茶を飲んだり半分くらいの人がボーッとしています。やっぱ釣れないとこうなるんですね。。。。
あー。なんでずっとこの海域にいるんだろう。浅場に戻ってサワラでも狙ってほしいなーと思っていましたが
船長は携帯電話で仲間からの情報を採取しながら魚探や、周囲を双眼鏡でぐるぐる見まわし
とにかくブリを釣ってやる。固く心に誓っているのがわかりました。確かにストイック船長です。
はい!
いそいであげてください!
移動します。
船長のテンションが急に上がりました。何事?猛スピードで移動します。
あ!鳥山だ!
噂に聞いた鳥山が発生しています。すげー迫力です。この下にベイトフィッシュがいるという噂のアレです。
最後のチャンスです!
これで終わりなので皆さん頑張って!!
船長からゲキが飛びます。そして船長も自ら竿をとり、しゃくり始めました。
釣り船の客7人と船長とポータ。あわせて9人の心が1つになり
最後の丹後ジャークが始まります。
うおおおおおおおおお。。
はい。もっともっと!!
しゃくってしゃくってしゃくってしゃくって!!
うおおおおおおおおおおおおおおおお。。。。
はい。がんばってがんばって!!
釣れたらブリ!!!
釣れたたらブリよー!!!
ふんぬあああああああああああ!!!!!!
はい。もっともっと!!
しゃくってしゃくってしゃくってしゃくって!!
はい。がんばってがんばって!!
釣れたらブリ!!!ブリよ!!!
もっともっと!!!
ブリブリブリブリブリブリブリブリぶりよー!!
ぐおああああああああああああああああああああああ!!!
「この船の船長は必ず釣らせてくれる」そう紹介してくれた会社の同僚の言葉の意味がわかりました。なぜならジギングは、シャクり続けたものしか釣れないからです。
魂をこめてシャくること。それこそがオフショアジギングの正義なんだ!
そして。。。。
終了
残念ながらブリは釣れませんでした。空ブリ三振です。
つ。。。疲れたー。。。
でも気持ちいい。。。
汗でほてった体を冷やし夕日に照らされた伊根の舟宿を横目で見ながら船は帰路につきます。
丹後の海は美しい。。。
おわりに
ということで僕の釣果はヒラマサ1匹。おそらくZERO ONEさんからしたら、ものすごい貧釣の日だったと思います。まあ、一匹釣れただけ良しとしましょう。。。ボウズの人も多かったので運が良かったです。
それでも初めてのオフショアジギングはめちゃくちゃ楽しかった。またチャレンジしたいなーと思いました。運と体力次第でブリやサワラが釣れる。夢のある釣りです。船長も最後まで諦めずに頑張って釣らせてくれようとしてくれたのには感謝。お疲れ様でした。
船を降りたら、身体中痛くて、晩飯を定食屋で食べて帰りましたが手が震えて箸をまともに持てなくなっていました。特に巻く方の手と肩がやばいですね。シャクってる方は意外と大丈夫でした。
ヒラマサは
お刺身や、ヒラマサ大根。カルパッチョ。塩焼きにして食べました。
4人家族で3食分です。このサイズになると食べるのも結構大変です。ブリに比べるとあっさりしているとネットで読みましたがその通りで、正直脂は全然のってなかったです。加熱するよりお刺身系が美味しかったなーと思います。これがヒラマサかー。。(やっぱブリがいいなー。。)
以上はじめてのオフショアジギングでした!
レンタルしてたタックル
リール:ダイワ ブラスト4500
ロッド:テンリュウディープライダー JDR581S-4K
ジグ:不明165g
家帰って値段調べてビックリ。3000円で借りれるならお得ですね。
ロッドは良いものなのは感じました。軽くて強くて使いやすい感じ。
リールはどうなのかな?ヒラマサかけたとき全く巻けなかったけど…