どうも!こむぎです!
趣味でラーメンを自作していますが
タイラバも勉強中です!
2022年のゴールデンウィークは有給でつなげば最大10連休。久々に長い休みが取れたので釣りに行くしかないでしょう!ということで、舞鶴から出港するロックオンにて、タイラバ・ジギング便に出かけてきました。ここ最近の丹後の海は網野沖で真鯛が爆釣中という状況だったのもありタイラバ・ジギング便と言いつつもほぼタイラバメインのメニュー。先日電動鯛ラバで初めてでかい真鯛を釣り上げた僕は、今回も爆釣する気満々です。
ですが結果としては周囲は爆釣しているのに僕だけ釣れない。という地獄のような有り様となりました。
こんなん記事にしてもなーとも思いますが、釣果自慢の回だけでなく、釣れない時もしっかり記事に残すのがこのブログのポリシー。自分なりの考察も含めてGWのオフショア釣行記を紹介します。それでは行ってみましょう!
使用したタックル
シマノ 炎月BB B69M-S/2
めちゃくちゃエントリーモデルですが信頼のシマノ。胴調子のぶちまがりモデルです。
硬さは真ん中のM。ルアーの最大負荷はバーチカルで150gまでとなっていますが、ドテラでは200gまでOKとなってる模様。丹後のディープタイラバでは実際は250gのヘッドも多用しますが、全然大丈夫だし、むしろ柔らかめの方が良いとの情報もあり、あえてこのロッドを使ってます。持ち運びはコンパクトにしたかったので真ん中で割れてる2ピースロッドです。
ダイワ レオブリッツ200J(左巻き)
僕はタイラバは電動派です。ていうかベイトリールこれしか持ってないから選択肢が無いからなんですけどね。
丹後のディープタイラバは基本ほとんどの人が手巻きリールを使っています。電動リールは少数派なので少し肩身が狭いですし、まあこんだけニッチな釣り方なので、きっと手巻きの方が釣れるんでしょうね…。でも僕はあえて電動で頑張ります。タイラバは基本ボトムをとったら等速巻きする釣りですので、電動でできない理由が思いつかないですし。何より楽なんで。
ライン
・ラインは釣具屋で一番安いPEライン(銘柄不明)1号 300m。
・リーダーは釣具屋で一番安いフロロカーボンのリーダー 25ポンド(7号)
Youtubeやインターネットで得られるタイラバのタックル情報より、全体的に強めになっています。これはいろんな船長から教えてもらってこうなりました。
使用した仕掛け
今回用意した仕掛けはこんな感じです。もうメーカーも色も形も超適当のバラバラです。ヘッドは安物の鉛製で、200gと250gを用意していました。
釣行日当日
釣行日がきました。天候は晴れ。中潮。風は弱く凪予報。GWにふさわしい釣り日和ですが風や波がなさすぎると釣れない場合が多いので若干の不安は感じます。集合時間は7:30とゆっくり目で睡眠もばっちり取ることは出来ました。
今回はじめて乗らせてもらった舞鶴から出港するロックオン。予約のやりとりからも感じの良い人っぽいとは思っていましたが、ガハガハとよく笑う気のいい船長でした。
昨日は真鯛が爆釣やったわー。
とのことで期待が高まります。
7:30ちょうどに出港した船は、経ヶ岬を越え、予想通りの網野方面へ向かいます。出港してポイント到着までは約1時間半ほどでした。
釣り開始!めずらしく電動派が多い!
9:00。釣り開始です。
僕は釣りをするときは周囲の人がどんなタックルをもってるのかいつもキョロキョロしているのですが、今回は8人いるなか電動リールを使っている人が4人いました。
半分が電動!珍しい…
電動タイラバをやっている人は毎回少数派です。ちなみに釣果を見ていていても電動を使っている人が手巻きの人に勝ったことはことはなく、竿頭になる名人のような人も必ず手巻きです。どの船の船長からも口には出さないものの「あー。電動かー。ハイハイ。(この人釣らんやろなー)」という若干塩対応をされてる感じがあり毎度肩身が狭いのですが、こんだけ電動の人がいるなら堂々と釣りができそうでちょっと嬉しかったです。
とはいえ釣りを始めると
電動の人も釣れるまでは手巻きでやってやー
でた!…またか。
丹後のタイラバではどうしても手巻きの方が実績が高いのもあり、どの船にのってもよく言われるセリフです。手で巻くなら電動の意味ないんやけどなー…と思いつつ、様子を見る意味でも最初は言われた通り手巻きで対応しました。
今日も真鯛の雰囲気ビンビン!
1流し目だったと思います。いきなり2人の竿が引き込まれ、あっという間に真鯛が上がりました。
おお!?いきなりっすか!?
どちらもまあまあ良い型です。これは…昨日に続き今日も真鯛は絶好調なのか!?
はい。感度は山盛りあるよー。
まじかー!?山盛り?!興奮してきた!
はい!一応アドバイス。
最近の釣れるカラーはオレンジ。ワームは無し。ネクタイだけでOKや。ヘッドは金色がいいよ!
スカートも外して、でっかいカーリー系のネクタイのみのシンプルな仕掛けが吉やでー
…!
オレンジのネクタイも、でっかいカーリーも、金色のヘッドも…どれも持ってませんが?
う。。。うーん。吉れない!しょうがないので、とりあえずアドバイスは無視して、少なからずカーリーっぽいこのような仕掛けで頑張っていました。
ちなみにワームも熟成タイラバアクアをつけていました。前回真鯛を釣った時は付けてましたし、そもそもこれがネクタイっっぽいのででっかいネクタイも別に要らんやろうという考えもありました。
そのとき船の先頭の中学生が真鯛をヒット。仕掛けは船長のアドバイス通りのシンプルなオレンジカーリーのでっかいネクタイをつけていました。
うぐぐ。。。アドバイス通りやんけ…
嬉しそうに真鯛をもって記念写真を撮る中学生にジェラシーを感じます。俺も釣りたい。
鳥山!真鯛ゲット!
9:30になりました。
はい!ちょっとあげてやー!
鳥山や!
突然の船長の宣言に船がざわつきます。
うっひょー!
鳥山やー!
5月の丹後の海では頻繁に鳥山が発生します。水面をバチャバチャとあきらかにでかい魚がおり、大量の鳥が次々と海にダイブしていき間近で見るとすごい迫力です。興奮するぜw
ジグでもタイラバでもお好きにどうぞー!
こんなんジグやろ!なんの迷いもなくジギングロッドに切り替えて、底まで落としてワンピッチでしゃくり始めます。でも水面に魚が追い込まれてるのになんで底でしゃくるんやろ??
鳥山の不思議を考えていると
じーーーーーーーー!
速攻で何かがヒット!
うおらぁぁ!
どんなもんじゃい!
真鯛でした。ジギングで真鯛が釣れたのははじめてです。(しかもスレがかり)
とりあえずあまり大きくはありませんが真鯛が釣れてホッとしました。
凪の海に突然このような鳥山確変タイムがあるのは面白いですね。これが5月の丹後の魅力やなーと思いました。
僕だけ釣れない地獄
よーし!これでタイラバに専念できるわ!
…しかしここからが地獄でした。
まったく釣れません。しかも僕だけ。
まずとにかく船の先頭の中学生が釣りまくります。最終的に10枚くらい釣っていたのではないでしょうか?ちなみに先頭の中学生は電動リールを使っていたので、丹後の釣り船ではじめて手巻きリールに電動リールが圧倒的勝利をする姿を目の当たりにしました。とはいえ電動リールなのに鯛をかけるまではずっと手巻きしてましたけど…(これも船長のアドバイス通り)
僕はアタリすらないんですけど…
お客さんは8人いましたが、おそらくタイラバで一度も当たってないのは僕だけだったと思います。圧倒的最下位感。周囲の人も爆釣中学生ほど釣れないとはいえ、多い人は5枚。平均しても2、3枚は真鯛を上げていきます。焦ります。
他所の船長と違うこと言われる地獄
周囲が釣れているのに自分が釣れない状況に、焦りを通り越して泣きたい気持ちになってきました。どんどん時間が過ぎていきます。いつのまにか13:00を回りました。
ちょっとしかけ見せてみ
みかねた船長が僕のしかけにメスを入れます。
ヘッドが全部石ころや。
タングステンじゃないと話にならん。
ええ!?まじ!?そんなこと言われたの初めてや…
貸したる。
無くしたら弁償してや。
船長は無垢のタングステンシンカーを貸してくれました。確かによく見ると僕以外鉛のヘッドを使っている人がいない…
そういえば前タイラバに行った時も、竿頭の名人はタングステンを使ってたなー
リーダーが太すぎる。これ7号か?
リーダー太すぎるとヘッドが遊動せん。
5号ないんか?
ええ!?別の船長には細すぎるって言われて、号数上げたんですけど…5号って16ポンドですよね。細くしたり太くしたり、人によって言うことが違うアドバイスに頭が混乱します。
オレンジのネクタイはないんか?
なんで買ってこんのや?
タイラバでオレンジは基本やぞ!
んなこといっても無いもんは無いんすわ!
若干キレ気味になってきました。すると船長はたまたま船においてあったオレンジのタイラバを売ってくれました。(もう少し早めに聞けばよかった。)よーし!これで釣れるか!
…が、結局その後も僕のタイラバに当たりはなし。
いつの間にかあたりは夕方ムードで15:00を回りました。
釣ってない人いるからもうちょい続けますー
僕があまりに釣らないので、終了時間が延長されます。
船長の釣らせてあげたいという心意気には感謝なのですが、正直時間内に食べられなかった給食を居残りで食べさせられている小学生の気分。逆にいたたまれなくなってきました。
…で、そういうときにかぎって先頭の中学生がまた追加で釣るので、惨めさが加速します。
…もう帰りたい…
その後16:00ごろに再び鳥山が発生し、タイラバはやめて最後にみんなでジギング。カサゴを2匹ほどジグでかけて本日の釣りは終了となりました。時刻は西日が眩しい16:30。
結局定時から1時間半くらい延長したのでは無いでしょうか?釣果はイマイチでしたがこんだけ釣る時間をくれた船長には感謝したいと思います…
途中で一切休憩はしなかったのもあり、電動タイラバとはいえ疲労困憊となりました。
釣れなかった理由を考察
今回の釣果はコチラ。真鯛は46cm。
うーん。船全体で真鯛30枚ほど釣れてましたので、周囲の状況からするとしょぼ過ぎ。せっかく釣れる日にあたったのに、釣ることができませんでした。その理由を船長との会話を元に僕なりに考察してみます。
電動リールとはいったい…
タイラバで電動リールは少数派です。今回めずらしく電動リールを使っていた中学生がぶっちぎりの竿頭でしたが、基本タイラバの巻き上げの時は手巻きで、魚がかかってからも手巻きでした。電動を使うのはしかけの回収の時のみ。
それって電動の意味あんの?
この事実から正直もう電動ってあんま釣れへんってことやん?と思いましたが、ロックオンの船長は丹後の船では珍しく電動肯定派でした。色々お話を聞いたのですが
【メリット】
・アタリがあった速度をきっちり再現できる
・重いタイラバでも疲れない
・船酔いしても釣りを続けやすい
別に電動もアリやと思うし、あんたのタックル自体は
ちゃんとしたもの使ってるでー。
とのこと。タックルのせいじゃないとすれば、いったい何が悪かったのでしょうか?
はっきりいってあんたが釣れなかったのは
仕掛けの差やわ。それ以外は無い。
TG(タングステン)と鉛の違い
船長曰くディープタイラバの場合、ヘッドは圧倒的にタングステンのほうが良いとのこと。高いから買わない人が多いけど、釣りたいのであれば絶対にタングステンを買え。とのことでした。
【メリット】
・比重が高くシルエットが小さいので潮の影響を受けにくく、早くフォールが可能で手返しが良い。
・引きが軽いので疲れにくい。
・着底がわかりやすい。
理屈はわかるんすけどね。でもほんまかなとは思ってしまいます。高いし…。とはいえこんだけ釣果に差があるとタングステンの方がいいとしか思いようがないというか。。。。
ちなみに爆釣中学生はこのヘッドを使っていました。
ていうか120gだったんか。。。なんか妙にシルエットが小さいなと思ってたんだよなー…。底がとれるなら軽めのヘッドを使うのもアリなんやなーと改めて思ったのでした。
ネクタイの色と形状って結局何がイイの?
次にネクタイの色です。タイラバのネクタイの色も種類も死ぬほどあるので、正直初心者の僕には何を買い揃えたらいいのかもさっぱりわかりません。またネクタイもストレートタイプもあれば、カーリーもあるし、ショートタイプもロングタイプもとにかく色々ありますよね。今回あまりにも釣れなかったのもあり、ここに関しては改めて全くわからなくなりました…
ただ、爆調してた中学生はどうもコレをセッティングしていました。そして最後まで一切変更なし。色はオレンジ。
ヘッドとそろえてダイワ。先ほどの菱形のタングステンヘッドにシンプルにこのネクタイ。
とりあえず次タイラバする時はこれを買えば僕も10枚釣れるのかなー…
帰宅後にネット上でも色々調べてみましたが、やっぱり真鯛を釣るならネクタイ選びは重要と書いてますねー。少なくともカラーは「オレンジ」と「レッド」。形状は「ストレートタイプ」と「カーリータイプ」は必ず持って行った方が良さそうです。ちゃんと基本を押さえないとダメやなー。
タイラバのコツが分かる日は来るのか?
とりあえずタイラバ…。難しいなー。
僕はオフショアの釣りは、ジギング、タチウオテンヤ、タイラバをやりますが、タイラバが一番コツがよくわかりません。振り返ってみると毎回仕掛けは適当に持っていくのですが、それでもまあまあ釣れる日もあれば、箸にも棒にもかからず全く釣れない日もあります。
ジギングは根性でしゃくり倒せば釣れる筋トレ系。太刀魚テンヤはテクニックで釣れるゲーム系。
そしてタイラバは釣れる組み合わせを探すパズル系といえばいいのでしょうか?今回の僕のように仕掛けのカラーや形状を揃えていないと、釣れない場合マジで何の改善もできず、ただただ無常な時間が流れてしまいます。根性やテクニックでは何もやることが無いからです。
もうタイラバやめよっかな…
というくらい自信を無くしてしまいました。周りが釣れてるのに自分だけ釣れないと本当に落ち込みますが、とりあえず来春になったら傷もいえてると思うので、そのときにまた真鯛狙いのタイラバにチャレンジしようかなと思います。まあ夏になったら今度は甘鯛狙いのアマラバも始まりますしね!次はアマラバで挽回したいと思います!
ではまた!